検索商売

探すのも簡単じゃないよ、でも探すだけじゃ商売にならないよ

トロール対策

でもなぁ、これだけじゃ対策にならないよね。
各社個別の売りになっている特許(差別化技術)はどうなるんだよ? そういうのはコンソーシアム預かりにならないのではないか。
またFRANDとの関係は…ゆくゆくはそれも統合していくのかなぁ。
そして、大学はどうなるのだろう? 不実施主体の最たるもので、これは無くなり様がない。

ま、ひとつの潮流として、ウォッチしていこう。


SAP、グーグル、Dropboxなど6社、パテントトロール対策で結集
http://japan.cnet.com/news/business/35050626/

 エンタープライズソフトウェアの新興企業からシリコンバレーの大手企業にいたるまでが、特許トロールに対処するために結集した。
 License on Transfer(LOT)Networkというこのコンソーシアムは、「特許プライバティアリング」(Patent privateering)に関連する訴訟とそのリスクの低減を目的とする。

 LOT Networkの米国時間7月9日の発表によると、米国において2013年に特許不実施主体(Non-Practicing Entity:NPE)が提起した訴訟は6000件を超えたという。LOT Networkはこのような団体を特許トロールと呼んでいる。特許トロールが使用する特許の70%以上が、元は事業会社が保有していたものだとLOT Networkは付け加えている。

 LOT Networkは、特許主張主体(Patent Assertion Entity:PAE)に提訴されるリスクを低減することによってイノベーションを推進するコミュニティーである。既に5万件以上の取得済み米国特許を含む30万件近くの特許資産が、LOT Networkの管理下にある。

 LOT Networkは基本的に、特許のプーリングによってロイヤルティフリーのクロスライセンス契約を交わすという、オープンソースに近いアプローチをとる。同団体に加盟する企業は、特許がLOT Networkの外部に譲渡された後も自社を保護するライセンスを得られる。

 特許が売却される場合、LOT Networkの加盟企業は、このライセンスによって「特許売却先のいかなる特許トロール」からも保護される。
 現時点でLOT Networkに加盟しているのは、SAP、Newegg、GoogleDropboxキヤノン、Asanaの6社である。