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噴火とか地震とか

どうなるンだろうねぇ。
いつでも天災リスクってある訳でさ、あと1年とか2年とか良く云うけど、いつ起きてもおかしくないのよね。
噴火だって、地震だってそうさ。
ただ、データ収集が充実してきたので、そこからなされる予測については、結構信頼がおけるようになってきたのは事実だと思う。
最近ヒットしている早川氏の予想もそうだし、村井教授の予想もそうだ。
俺が思うのは、時期や状態によって、ヒットする予想(すなわち理論)が変わるだろうな、という点だ。
最近は、早川氏のそれが当たっているようだけど、別のファクターが効いてきた場合は、必ずしも当たらなくなるだろうなぁ。

口永良部島噴火を予告した大学教授「1年以内に東日本でも壊滅的噴火」

南海トラフ地震の前兆現象
 5月29日、鹿児島・口永良部島の新岳が突如、噴火した。火砕流も発生し、82世帯全137人に島外への避難指示が出された。
 その噴火の約3週間前、大噴火を予測していた人物がいる。
 昨年9月の御嶽山噴火も予測していた立命館大学・歴史都市防災研究所の高橋学教授だ。箱根山火山性地震について尋ねる本誌記者に対し、
「今すぐに箱根山が大爆発することはない」
 と言い切り、きっぱりと具体的な火山名を挙げたのだ。
「それよりも九州が危ない。口永良部島桜島は、いつ大爆発してもおかしくない状態にある。データに基づいてしっかり分析した予想です」
 箱根の火山性地震が5000回以上発生し観測史上最多を更新している最中に鹿児島の離島でまさかの噴火……。
 列島の地下深くでマグマがうねり、噴火の時期を待ち構えているようだが、
「西日本の噴火と、東日本の噴火の背景は異なるんです」
 と、前出の高橋教授は説明し、
鳥取の大山から西側の場合は、フィリピン海プレートユーラシアプレートを押す力が増しています」
 そして、その動きから高橋教授は、遠くない未来に大災害に見舞われることを予測する。
「西日本の火山の噴火は南海トラフ地震の前兆現象なんです。国は、30年以内に70%の確率で南海トラフ地震が発生するとしていますが、10年以内にくるでしょう」
■九州だけでなく東日本で壊滅的な連発噴火の恐れ
 琉球大学木村政昭名誉教授も、九州にうごめく危険性を、次のように見抜く。
「私は日向灘で、大きな地震が起こるのではと考えています。日向灘沖には、フィリピン海プレートの西の境界があり、ひずみがたまっています」
 木村名誉教授が呼びかけるのは、九州への警戒意識の集中だ。そして、
桜島阿蘇山霧島山などで、マグマがだんだん浅い位置まで上昇してきています」
 前出の高橋教授は「九州で連発の恐れがある」と警戒し、列島各地の火山名を挙げる。

桜島阿蘇山霧島山新燃岳で、ポンポンと噴く可能性がある。噴火の規模は壊滅的ではないと思いますが、軒並み警報状態にあります。西日本ではほかに大山、三瓶山。東日本では十勝岳栗駒山蔵王山、吾妻山、日光白根山草津白根山浅間山で、いずれも壊滅的な噴火がここ1年以内に発生する危険性があります」

■箱根と富士山はどうなる?
 ところで、九州の危険度が増したからといって、箱根の危険性が消えたわけではない。
「一般に火山の噴火がいつ終わったか知るのは、予知以上に難しいといわれています」
 そう話す武蔵野学院大学島村英紀特任教授は、
箱根山が噴火するか、このまま収まるかはわからない。箱根山は6万~9万年前の昔、大噴火しました。火砕流は現在の横浜あたり、50キロ先まで来ました。新幹線の速さで進み、300度近い高温です。同じことが起これば、みんな死んでしまいます」
 箱根山の活発化も、3・11の影響を受けているというが、

「3・11のようにM9を超える地震は、1952年以降、世界で7つあります。海外では、そういった大地震の後、近くで複数の火山が噴火しています。数十年から数百年休んでいた火山も含めてです。日本だけが昨年の御嶽山噴火まで例外だったんです。御嶽山は多くの犠牲者が出たが規模は小さく、噴出物の量は東京ドームの4分の1くらいでした。世界では、複数の火山で東京ドーム250杯分くらいの大噴火をしています」

 富士山については、1707年の宝永の大噴火後、長い間沈黙していることが怖いという。続けて、
「300年も静かだと、噴火は大規模なものになります。富士山は山体膨張もしていますし、数年前から河口湖の水面が下がる現象も起きている。箱根と富士山は25キロしか離れていません。どちらかが噴火すれば、連動して噴火する可能性があります」

http://www.jprime.jp/tv_net/saigai/14098/

小笠原沖の深発地震がきっかけで起こる巨大地震はココ

 5月30日土曜日、全47都道府県で揺れを観測した小笠原諸島西方沖を震源とするマグニチュード8.1の巨大地震。実は地震学者の間で、その不気味さが話題になっている。
 武蔵野学院大学島村英紀特任教授に改めて解説してもらう。

「3・11と同じく太平洋プレートが起こした地震です。千島列島から本州、小笠原諸島のもっと南までかかる大きなプレートの周りに、3・11でできたひずみがどんどん広がっている。それが、太平洋プレートの行きつく先である深さ約700キロメートルのところでずれたのが、今回の地震です」

 発生場所とその深さから、今回の地震は、海溝型地震でも直下型地震でもなく、めったにない『深発地震』と分類される。太平洋の奥底から放たれたエネルギーは巨大で、
「47都道府県すべてで、震度1以上を観測しました。沖縄でも揺れを感知した。不穏な空気を感じますね……」
 島村特任教授は声を曇らせ、次のように解説を続ける。

震源が60~70キロメートルくらいより深いと、地震の被害はあまり出ません。家が倒れる、橋が壊れる、脱線するなどの被害が、M8超えの地震なのに起きませんでした。ただ、プレートに沿って地震の波が伝わるので、プレートの延長線上にある埼玉県北部、東部、神奈川県・二宮町などの地域は、震度が大きかったのです」

■小笠原沖の深発地震がきっかけで巨大地震が起きる可能性
 琉球大学木村政昭名誉教授は「予想外でしたね」と発生場所の深さに首をひねり、迷いなく言葉を足す。
「大地震がくると私が予想している場所のひとつに、伊豆諸島東方沖がありますが、それよりも南で起こった。ですから、この地震だけで終わらないだろうと考えています」
 両教授の危惧は一致していて「深い地震が起きると上のほうが影響され、海溝に近い浅いところで大地震が起こる恐れがある」(島村特任教授)、「問題は、深いところでプレートがずれると、浅いところでガタンとくる恐れがあること」(木村名誉教授)と、口をそろえる。
 そんな大地震が起きる可能性を、島村特任教授は、
「あす、あさって、とまではいわなくとも、早ければ数か月から数年、10数年の間にはくる可能性がありますね」
 と警鐘を鳴らす。では、レッドゾーンはどこなのか。
■両教授が指摘する危険地帯はココ

「以前から危ない地域としてあげている3・11の北側……北海道や青森あたりと、南側……茨城県から房総半島あたりにかけての危険性は、今までどおり残っています。首都圏直下型地震南海トラフ地震も、いつきてもおかしくない。M8クラスの直下型地震がきたら、阪神大震災の20~30倍のエネルギーの揺れが襲い、とんでもない大被害が発生することもある。昔の家はもたない。崩壊するビルも出てくるかもしれません」(島村特任教授)

 もうひとりの木村名誉教授が危険地帯として指摘するのは、次の6つのポイントだ。

「私が予想しているのは北海道東方沖、青森県東方沖、伊豆諸島東方沖、九州の日向灘奄美大島周辺、台湾周辺。M7.5以上の大地震が、深さ数十キロメートルくらいの浅いところで起こるとみています。中でも日向灘は先日、鹿児島県の口永良部島が噴火しましたし昨年には阿蘇山桜島も噴火しています。海側から陸側へプレッシャーがかかり噴火しているので、日向灘周辺の地下が動いている可能性があります」

 前述の予想に先月30日の地震が加わり、伊豆諸島沖の危険度もさらに増したと見る。

「3・11と先月30日の地震に挟まれているこの地域は、両側のプレートが動いたプレッシャーでエネルギーがたまっていますから、油断できませんね。私は2007年から2017年の間に、ここでM8.5の地震が起こると予想していますが、その可能性は今ももちろん残っています」

 今は2015年。予想が不運にも的中するとなると、首都圏は今後2年以内に大地震に見舞われる、ことになる。
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