中国の影響力が無いなら、米国が北朝鮮に対して直接実力行使する。
両オプションとも、「米国は北朝鮮に対して直接実力行使する」点で変わりはないが、後者の場合、米国は中国に対する信頼を捨て、同時にアジア地域の主導役としての役割も希望しなくなるだろう(米軍は韓国に駐留し続ける)。
いずれにせよ、5月~6月末という期限が切られていて、その期限までに中共がジョンウンを抑え込むことを達成できなければ、中国軍は7月頃に北朝鮮に侵攻するのではないか。 それくらい切羽詰っているのではないか。
中国は北朝鮮に侵攻して政権を簒奪し、ジョンウン一派を追い出して、ハンソルを後釜に据えるつもりだろう。 しかし中国としては直接領土が増えるわけではないので、得にならない戦闘だ。
このような状況をロシアが黙って見ているわけがない。 横紙破り、約束破りが連中の常套手段で、漁夫の利を得ることに余念がない連中だ。 この動乱に付け込み、北朝鮮を領土にしようと画策することは想像に難くない。
したがって、中国軍の侵攻に伴い、ロシア軍もなだれ込み、朝鮮半島で両軍の戦闘が行われるのではないか。 慌てたジョンウンがミサイルをあちこちに打ち込み、日本を含むアジア地域が大混乱に陥り、米軍も乗り込んできて、半島を舞台に四つ巴の大戦闘が行われるかもしれない。
これは最悪のシナリオであり、実現しないことを切に願うばかりだ。