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スポーツの世界は遅れている

 高校野球で、逸材とされる投手の登板が回避された問題がいまだに揉めている。

 お話にならない。
 俺は回避させた監督の判断を100億%支持する。
 
 故エディ・タウンゼント師は、タオルを投げるのは速かったと言われる。 選手の引退後のことを考えていたからだそうだ。 曰く「目が潰れたらセールスマンできないよ。 指が動かなくなったら皿洗いできないよ」。 まさにその通りだ。
 確かに、甲子園出場というのは、熱病にうかされるかのような魅力があるのだろう。 それは選手のみならず、周囲をも巻き込む渦、あるいは熱圏なのだろう。
 しかし、である。 その後の人生の方が長いのである。 一時の熱だけでは、その後の人生を養うことはできない。
 したがってエディ師の考えのごとく、危険や故障をできる限り回避することが、トータルでみた場合の幸福や人生の満足度につながると思う。 少なくとも、つながる確率は上がる筈だ。
 スポーツを続けてプロになるにしろ、違う職業につくにしろ、五体満足でいることが良いに決まっているじゃないか。
 
 確かに、根性論というのはあるし、強い意志が肉体を鍛えるというのはある。
 別の言い方をするなら、シゴキによって体力も技も精神も鍛えられる、だからこそシゴキが必要だが、それは適正な負荷であるべきで、リンチに堕してはならない。
 つまり、故障するまで酷使することは間違っていると思う。 各個人のレベルに応じた適正な負荷が、シゴキのメニューとして必要だ。 もちろん練習だけでなく、試合で酷使されることも当然配慮されるべきだ。
 故障するまで負荷をかけるのは、それこそ私刑、イジメだ。
 
 外野の連中がグダグダと故障させることを美徳であるかのようにホザいているが、そういう連中は、上記のようなことは一毫も理解していないのだろう。 これが識者のコメントであるというなら、全く、スポーツの世界は遅れているとしか言いようがない。 時代錯誤も甚だしく、今すぐに社会的に口封じされるべきだ。
 
 一方では、マスゴミが、炎上装置として、こういう連中にバカなことを喋らせている可能性もある。
 すると、こういう炎上劇が仕組まれる世界であること自体、遅れていることの証左と言えよう。
 いちにちも早い浄化が望まれる。