概ね予想通り、本格化というか、拡大している。 延焼と言うべきか。
当該記事によると;
患者数:1975人、うち重症324人
患者数(リアル?):地方の独自発表分を加えると2000人超
患者(湖北省):1000人を突破
感染が疑われる例:2684人(中国本土)
というわけで、10000人想定では甘そうである。
こういう流行は、やはり100年前のスペイン風邪(インフルエンザ・パンデミック)と比較してしまう。
上記記事によると;
・感染者は約5億人以上
・死者は5,000万人から1億人
・当時の世界人口は18~20億人(推定)>全人類の3割近くが感染
・日本(当時の人口5,500万人)に対し39万人(最新推計では48万人)が死亡
100年前だから、医療事情、栄養事情が悪かったことも拍車をかけただろう。 そしてちょうどWW I の最中であったことも関係していると思われる。
しかし、それでも現在とは人の行き来、物流など、くらぶべくもない時代だ。
その時代に、WWで少なくとも25%の人が感染し、致死率は少なく見積もっても10%、下手すりゃ20%である。 人口比では2.5〜5%が亡くなっている。
日本では、人口比1%弱が亡くなっている。
これはトンでもない数/比率であるが、実際問題、現在の中国の死者数比率と極めて近い。
ちょっとシャレにならない状況だ。