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コロナ禍、続

 相変わらず欧米の感染がニュースのヘッドラインを占めている。 

 WWでは感染者数27万人を超えており、この勢いは衰えないだろう。 2月頭に17000人だったことを考えると、まさに爆発的増加だ。

 感染者数は中国を除くとイタリアが頭抜けており、それをスペイン、ドイツ、イラン、アメリカが追っており、その後にフランスが控えている。

(中国は発症した人をカウントしているので、実際に感染した人は最低でも4倍ということになるだろう)

 

 さて、繰り返し書いている通り、このウィルスの実態が把握されていない。

 なンとなくわかっていることは以下の通りである;

・若年者(子供)には、ほとんど感染しないし、発症もしない。

・感染者の8割は、発症しないか、発症しても全く自覚がない、あるいは風邪程度。

・感染者の1〜2割が発症し、そこそこ重い症状になる。

 (後遺症についてはまだ明らかになっていない)

・押し並べてみた場合の致死率は3%程度。 しかし最近のイタリアの致死率は異常。

・基礎疾患がある人の致死率が高い。 高血圧、糖尿、循環器、呼吸器、癌。

 5〜10%になる。

・基礎疾患のない人の致死率は1%未満。

・年齢では、40代くらいから上の致死率が高くなる傾向にある。

・血液型云々の話もあるが、ぱっと見、信頼できそうな結果ではなかったので、

 参考レベルでしかない(「O型は感染しづらく、A型は感染し易い」 これは発症

 し易い、かもしれない。 何れにせよ不確かな情報)

(他、ウィルスの生存期間などの情報もある)

・ポツポツ、であるが、無症状で肺炎が進行し、突然倒れるといった症状が報告

 されている。

 

 …ざっと、この程度である。 結論として、社会的には、感染者を隔離して拡大を防ぐ、という程度の手立てしか取りようがないのである。 しかし、そのような対策は混乱を招くため、どうしても限界がある。 したがって、個々人のアクティビティ が感染を左右する。

 以前ポストした通り、手洗い習慣の有無、ハグや握手の習慣の有無、食器を使うか否か、といった点がファクターであり、ある意味「フルコンプ」である欧米で感染拡大が止まらないのは当然と言える。

 

 現時点ではまだ情報が少なく、また流行が始まってから半年にも満たない、したがってこの先どういう影響が出てくるのか不明である。 つまり恐ろしいのは、中長期的なこのウィルスの影響である。

 短期的には、ただの風邪で済むようだが、数年オーダーでみた場合、どうなるのか。

 最悪、HIVのようにじわじわと人体を侵食するものであった場合、中長期的に人類の生存に大打撃が加えられてしまう(現在の社会システムを支える人口を下回れば、ローマ帝国のように滅びて行く)。

 

 一方、未確認なガセ情報、フェイクニュース、煽り記事といったものも多い。

 かなり初期に、多臓器を侵食するウィルスである、という風説があった。 これはタイの新聞に掲載された情報だったと思う。

 こういった不確かな情報のうちの幾ばくかは、後日、正しかったことが確認されるのだが、今はまだその「後日」ではない。

 

 どういった経過を辿るのか…。