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時間感覚の話/異種知的存在

 適当な書庫がないので「日記」に分類しておこう。

 これはつい最近気がついた知見なのだが、時間感覚のズレというか、スケールが違った場合、リアルタイムのコミュニケーションはできないよな、という考えである。

 

 ホモサピエンス以外にも、地球上には人類が登場したが、他は絶滅してしまった。 サルで言えば、たとえばチンパンジー一種が生き残った、というところだろうか。 その謎はどうでも良くて、ようするに知性を備え、文化を構築できるものは多種が同時に存在しうる、ということだ。

 ケイ素によって構成されるものもあるかもしれないし、2001年シリーズに出てくる超生命体のように、空間に知性や意識を保管している「意識体」かもしれない。 したがって表題で「知的存在」としたのは、知性を持っている存在が必ずしも生命体とは限らないからだ。

 

 そういった、我々以外の知的存在が実在するとして、俺ちゃンは是非コミュニケーションをしたいわけだが、そこで重要なのは、時間感覚が同じなのか?ということだ。

 我々の1年を1秒と感じるような、悠久な存在だったらどうする? その逆で、我々の瞬きの間が、彼らの人生と同じくらいの期間に相当する場合もあるかもしれない。

 たとえば上記の意識体(何某かの物理的パワーを発揮できる)が、ゆっくりとした時の中で、岩に刻みを設けて、立派なモニュメントを建築(?)し、その周辺に住まわったとする。 そのモニュメントには、解読可能な文字で記録も刻まれているとしよう。

 それをホモサピエンスが見つけたとしても、「自分たちと同様の誰かが作った遺跡」という前提で分析するから、要領を得ないだろう。

 「風のような意識体」も、沸いて出て、ちょこまか動く人間は、速すぎて、何が何だか把握できないのではないか。

 このような関係であれば、物理的に同じところにいても、互いを認識できないことになる。

 俺ちゃンの考えは、まぁそういうことである。