かなり前に写真を撮っていたのだが、記事執筆する暇がなかった。
2機種出ており、1機種目は売り切れからの復活でパッケージも新しくなったが、製品としても向上したようだ。
並べると、箱の大きさの違いがよくわかる。
(1)ダイソーオリジナルブランド
パッケージと内容物は上記の通り。
じつはイヤーチップは、これまたダイソーで購入したウレタン製のものをつけており、オリジナルはシリコン製の、少し小さめのサイズのものだ。
マイクロBの充電ケーブルと小さな説明書が付属している。
先にケースのみを充電しろ、と書いてあり、面倒なこと、この上ないw
ケースの出来はしっかりしている。 マイクロBの差し込み口は後側、フタの蝶番の下にあり、脇に赤点灯するLEDがある。
初期バージョンでは、合わせ目に段ができている、同じく接着剤がはみ出している等のほか、フタが取れ易いといった点が指摘されていたが、そのような問題はない。 フタを閉じて指で撫でると、合わせ目だとはわかるが、段で指を切るのでは?という不安を感じることはない。
最初に目に入り、手に触れるのがケースだが、これはモノとしてよくできている。
イヤホンじたいは、正直、ダサい(笑)。 モノとしての組み立てにはケース同様不満はないが、デザインがもうちょっとどうにかならなかったのか。 また、ほとんど使わないが、物理ボタンがあからさま過ぎる(操作性を考えると仕方ないのかもしれない)。
耳への固定は、チップのみに頼るといった原始的なもので、(それほどお金をかけるか疑問だが、)ウィングをさらにつけるなどして固定しないと装着維持に不安がある。
さて音質は、素晴らしい、というのが正直な感想だ。 1000円の無線イヤホンとは思えないバランスの良さだ。 低音も高音もバランス良く伸びる。 特に低音域に深みを感じる。 看板に偽り無しだ。
ケースに収納すれば自動的に電源が切れるが、やや時間を食うかな、という印象。
総合的に、1000円としてみた場合、大変お買い得であると言えよう。
入門やバックアップとして購入しておいて損はない。
(2)ラティーノ製(引き売り)
ダイソー謹製のものと同様に写真を載せよう。 かなり大きめの説明書が入っている。 マイクロBの充電ケーブル付属も同じだ。
説明書の内容はかなり詳しい(でも全然読んでいない)。
ケースのデザイン製は高いと言えよう。 表面仕上げも悪くはない。 正面にマイクロBの穴がある。 後ろにはストラップホールまである。
しかし、組み立てや部品精度が良くない。 左下写真でわかるが、ケースの上下パーツに隙間がある。 押し込むと締まるが、離すと開く。 中身の何かが詰まっている、すなわち、正しく組み立てられていないのか、あるいは設計上のミスだろう。
イヤホン自体は、ダイソーブランド品と大差はない。 こちらのほうがやや小ぶりでデザイン性が良い。 ケースには充電状態を示すLEDがあり、イヤホンの赤発光との対比で、この青が映えてカッコいい。
さて音質だが、これは残念というほかない。 正直な処、良いとは言えない。 安価な有線イヤホンの音質のようだ。 肝心な中域が潰れて丸まった音になっている。 高音、低音について特に伸びがあるわけでもない。 「何か鳴っているレベル」というのがストレートな印象だ。
ケース収納後の電源オフは速い。
総じて、1000円で買えるのはすごいと思うが、(1)と比較すると、そのすごさが霞んでしまう、という印象だ。
こう申してはナンだが、(1)を選ぶのが良く、こちら(2)は選択肢とか候補から落とすべきだと思う。