戦局は混迷を極めている。
いったいどうなってしまうのか。
というより、ロシアは開戦前の見積りが甘過ぎたのではないか。
前回のポスト後の報道をみると、ウクライナが10日耐えることができたらロシアは終わりだ、というのがあり、何とならば、莫大な戦費がかかるからだ、とのこと(150億ドル/日)。 なるほど。
だとすると、ロシアが第1回の和平交渉に早々に応じたのも理解できる。 プーチンが核カードをちらつかせているのも当然だと言えよう。
3/06まであと5日しかないが、妥結できるのだろうか…。
泥沼、つまりベトナムやアフガンのようになってしまうのではないか。
(とはいえお金がないのだから、ズブズブ続けられないよね…)
それにしても、冒頭に書いた通り、ロシアの見積りが甘すぎたのではないか、と思う。 電撃的展開で、一気呵成に首都を落とさねばならないのに、もう5日が徒過している。 遅すぎる。
あるいは、欧米に焚き付けられるというか煽られて、仕方なく開戦したのか。
それとも、裏で話がついていたとして、横紙破りになっているのだろうか。
どういうオチがついても、プーチンの失脚と、国際社会におけるロシアのプレゼンス低下は免れない。
さらに勘繰るなら、「こういう失敗」をするとわかっていて(あるいは、失敗させるために)、プーチンをのせたのかもしれない、という考え方もできる。
(補遺:イラクのクウェイト侵攻〜湾岸戦争の時と似たやり方の可能性がある。 事前に米国がロシアに対して「あンたとこの話だから好きにすればよろしいわ」とハシゴをセットした。 その実、ロシア侵攻が成功しないように、武器をウクライナに送って準備させておいた。 クウェイトの時は米国自ら湾岸戦争を始めたが、今回は手を出さずに、国際社会が糾弾するのを支援する作戦。 戦果を上げられず疲弊するロシア、失脚するプーチン。 プレゼンスが低下し、欧米経済圏から切り離されるロシア。 そうなったロシアに対して中国はどう言う態度をとるだろうか。 掌を返してロシアを攻める・責めるのか、それとも結びついて旧社会主義国同盟を形成するのか。 どちらでもなく、曖昧な立ち位置をとるのではないか?)
とにかく、日本には飛び火しないでほしいね。