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ロシア話、続

 あいかわらず膠着状態というか、戦局に目立った進展がない。

 ジャベリンミサイルが戦車隊・車両隊を撃ち続けているのだろう。 大規模砲撃の効果が顕れておらず、ロシアは戦費を浪費し続けている。

 これで3週めに突入しているが、いつまで続けるつもりなのか。 プーチンは絶対に引かない(諦めない)だろうが、周囲(側近ではない)が、そろそろ「やめさせる」方向に動き出すのではないか。

 「やめさせる」は、「戦争をやめさせる」そして「プーチンを辞めさせる」の2ツの意味がある。

 

 さて、これは、と思う記事があり、メモしておく。

 ひとつは産経新聞論説委員が述べていること、2つめは木村太郎氏がテレビ番組で語った内容を主に記事化したもの(ジャベリンの説明がどうかと思うが)。

www.zakzak.co.jp

www.fnn.jp

 

 これらの記事に共通しているのは、オカネのことを論じている点だ。

 凡百のヨタ記事とは違い、現実に消費されていく費用のことを考慮している。

 

 初期の報道では1日あたり150億ドルの戦費が必要とのことだったが、1ツめの記事では200億ドルという試算が紹介されており、おおむね、そういう単位のオカネが流れていることが裏付けられている。

 続けて論じられているように、ロシアのGDPからするとあり得ない額の投入であり、いくら燃料と食料を自給自足できるとはいえ、国外との貿易や経済が断たれた以上、今後経済を回していくことは不可能だ。 ロシア国内の経済秩序は崩壊必至だ。

 

 2ツめの記事では、FSB報告書の中で、ロシアは6月に経済破綻する、と記されていることが紹介されている。

 このFSBの報告書は英国TIMESが報じて有名になったが、ロシア側の情報撹乱と裏読みすることもできる。 しかし、あきらかにロシアに不利な内容で、これをもとに欧米側が油断するとか、混乱すると言ったことは考えにくい。 やはり流出文書は苦しい本音が記されていると見て間違いない。

 グズグズ戦争をしているうちに、お金が回らなくなり、破綻してしまう、ということで、1ツめの記事と根本は同じロジックであり、やはりそういう見立てになるのだろう。

 6月と言わず、今月中、それこそ明日にでも崩壊してほしいところだ。

 

 ウクライナの市民に、1日も早い平穏が戻るように祈ることしかできないのが歯痒い。