検索商売

探すのも簡単じゃないよ、でも探すだけじゃ商売にならないよ

こういうことなのか?

 どうしても腑に落ちないことがあったが、図で考えているうち、何となく見えてきた。 グレートリセットは長いスパンで進められるもので、コロナ騒動もウクライナ侵攻も、同じ絵の中のいち事象に過ぎないのだ。

 

 現実的な意味で、世界の舵取りをしている人たちは存在すると思うが、単一の組織ではなく、さまざまな団体(?)がそれぞれの思惑で、自分達に利益を誘導するように動いているのだろう。 そしてそれぞれのプッシュやアクションの結果、さまざまな動きが誘導され、仕掛けられていき、複合的な波となり、社会になにがしかの影響を与えていく。 ここ数年は、コロナ騒動を仕掛けた連中のインパクトがデカかった。

 そういう組織というか団体の実態は、言ってみれば投資家なのだろう。 お金と権力がある人達なのだろう。 自分達の資産をいかに増やしていくか、そして権力を強大にしていくことに腐心している。

 ところが、ここ数年の動向は真逆である。 コロナ騒動によって経済はシュリンクしている。 投資家の思惑とは逆ではないか。 産業が盛んになり、経済が上向きになっていく必要があるはずだ。

 俺ちゃンはどうしてもこの点が理解できなかったのだが、「逆に、ワザと経済破壊をして、それなりに長い年月をかけて、再度、大きな経済成長をさせるようにしているのではないか?」と考えた処、色々と腑に落ちたのだった。

 

 …90年代以降のポスト冷戦終結体制下では、政治経済行為のために戦争(直接的な破壊行為を行うもの)は、アメリカが国策として行っているものを除き、ほとんど無くなった。 民族的なもの、宗教的なものは相変わらず、だったが、戦争によって領土を拡大するスキームは、大勢としてはすでに時代遅れになった。 そして実際に派手な領土略奪戦争は行われなかった。

 そして平和になってグローバリゼーションの波が訪れた。 世界中で貿易や生産がはじまり、成長を経て安定した状態になった。 別の観点からするとサチった状態になってきた。

 つまり大きな成長が望めない、停滞した状況ということで、端的に言えば一般市民の収入分布曲線(平均分布曲線)が固まってしまい、ずるずると両端に伸びていく状態になった(どちらかというと富裕層のみが肥え太っていく)。

 これでは投資効率が低い。

 そこで、巷間すでに囁かれているような、グレートリセットが行われる。 新たに仕切り直して、大きな成長がなされるように。

 以下の図で説明してみよう。

f:id:orechan2019:20220327023455p:plain

(1)収入曲線で見てみると、まず、格差が拡大し、同時にフラット化が進行する。

 (図で示すように、上の状態から、下の状態になる)

 「平均的」「中間層」「マス」といわれる部分が小さく、かつ貧困側にシフトし、そして全体的に左右に散らばっていくということだ。

 左右への広がりは青い矢印で示す変化で、貧困も富裕も広がっていく

 「マス」の痕跡を残した部分(赤い矢印で示される変化)が最下層になり、それよりも裕福な層は比較的にフラットな分布となる。

(2)極端な貧困、つまり紫色点線より左の部分は、切り捨てられていく(年金の事実上消滅や生活保護の打ち切りをはじめ、公的補助がどんどん減る。 結論的には飢え死にするしかない。 医療も、公的サービスも、職業訓練も受けられず、這い上がるどころか現状維持すらできない、最下級のカーストだ。 まさに、「貧困の再生産はされない」ことになる。 生産性が低い連中がカットされることになるのも事実だ)。

 これがグレートリセットではないだろうか。

 この状態からであれば、政治の舵取り次第で、もとの中間層は生産性を発揮して、経済が隆盛することが期待できる。 お荷物となる連中は、もう居ないのだから、そいつらのために税金を使う必要がない。

 投資家にとって、大変望ましい状況だろう。

 

 では、下の図の状態になるのに、果たして何年かかるのだろうか。

 この状態になるのを待てずに、経済テコ入れをはかる者(組織? 団体? 勢力?)も現れるだろうし、その効果がどうなるかもわからない。

 …俺ちゃンの別の妄想として、コロナ騒動が実質的に10〜20年くらい続くのではないか、というのがあり(過去の投稿)、それと軌を一にして考えてよいのでは、と思う。

 つまり、それくらいの期間をかけて、こういうリセットを行うのではないだろうか。

 

 となると、これからはあまり経済成長などということを考えず、期待せず、健康に留意して、自分自身が稼ぐこと(≒稼げるチカラ)を重視していくべきだ、ということになる。

 なンとならば、死ぬまで働くことになるのだから。