国税庁 令和2年分 民間給与実態統計調査
https://www.nta.go.jp/publication/statistics/kokuzeicho/minkan2020/pdf/002.pdf
冒頭に挙げた資料の21ページ目に図表16があり、ここに収入のランク付けがされている。 現実的な意味で、現代社会におけるその人の価値を示している。
ここで、(まぁどこで基準を引いても良いのだが、)600万円以上の稼ぎを得ている人はどれくらいかというと、以下の通りで、合算すれば、20.1%となる;
600万円超 700万円以下 6.5%
700万円超 800万円以下 4.4%
800万円超 900万円以下 2.8%
900万円超 1,000万円以下 1.8%
1,000万円超 1,500万円以下3.4%
1,500万円超 2,000万円以下 0.7%
2,000万円超 2,500万円以下 0.2%
2,500万円超 0.3%
これをどう位置づけるか… ボリュームゾーンに着目して、さらに男女別に見ていけば、さらに色々見えてくるわけだが、結論的には、日本は「稼げない国」になってしまった。 それは「貧しい国」と同義だ。
なんとも情けない、残念な現実だ。
実際は、さらに格差があるだろうと思う。
つまり、世帯収入で見た場合、稼げる男女どうしで夫婦となり、より多くの収入を得ているだろうからだ。 稼げない(稼いでいない)者ならば、それだけでしかない。
倍々ゲームとはいわないが、格差がさらに広がっていく。
兎に角、稼げる大人になれるように、教育や職業訓練が必要だ。
今の就労世代はもうどうしようもないが、これからの若い人や子供たちには、明るい未来が用意されていてほしい。