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何となく重なる二人/プロレス

 牽強付会なのは承知だが…

 昨年逝去した青柳政司と、立花孝志の二人。 ふるまいに重なるところがある。

 まぁ、真面目さ、真剣さでは青柳氏のほうがはるかに上だけど。

 キーワードは「プロレス」だ。

 青柳館長は、プロレスラーになりたかった。 当時は体格の問題で入門できなかったが、その後小規模ながら空手道場としては成功したにもかかわらず、幸運もあって、結果的にそれが叶った、と。

 プロレスといっても本気で演じなければ大変危険なエンターテイメントであり、その選手として活躍したことは凄い。

 そして、アマチュア向けの道場を経営している身でありながらプロレスラーを続けた、というのは、本人の志向もあったろうが、相当、旨みのあるビジネスだったことがうかがわれる。

 同時に、アマチュア向け武道との兼業であった点とのギャップから、それこそプロレス的な「いかがわしさ」を感じてしまい、なにがしか、信用がおけない印象を持ってしまうのだ。

(真剣勝負の競技に出場していたなら、話は違ったろうが…)

 

 いっぽうで立花。

 当初はまぁ悪くない発想や行動だと思っていたが、まったく詐欺師同然の振る舞いを続けており、嘲笑と軽蔑の対象である。

 NHKをぶっ壊す、というと、しつこい集金がなくなることを期待するわけだが、その方策として「撃退シール」しか提案していない。 実際はスクランブル化をすすめるための法案を提起したり、あるいはチューナーレステレビの販売増加を後押しする活動だって可能なはずだ。 しかし、やっていることはどうか? くだらないパフォーマンスに終始しており、国政活動とはいいがたい。

 過去から現在の経緯をみると、ハナからこういう活動をするつもりだったのではないだろうか。 政党助成金ビジネスというやつで、それこそ旨みの塊なのだろう。

 つまりNHKを壊すなどというのは嘘八百で、潰れない/潰せないとわかっていて、あたかもそれをやるようなフリをしているだけなのだ。 これをプロレスと言わずして、何と言おう? 勿論、悪い意味でのプロレス、ということだ(馴れ合い的な意味)。

 

 まぁそういうことで、牽強付会ではあるが、何となく重なって見える、という話だ。