フリーメイソンの握手法! 法王にまつわるマラキの預言とウワサ
『聖マラキの預言』というものがあるが、これは12世紀頃に北アイルランドに生まれたカトリック聖職者の聖マラキによるものとされる。これは、聖マラキの死後数百年経った1595年に、歴代のローマ教皇112人について預言したものとして突如登場した。その内容に16世紀に書かれたとしか考えられない点があることから、聖マラキの作ではなく、16世紀に作成された偽書であるとされる。
今回退位を発表した111代ベネディクト16世は「オリーブの栄光」とある。これは、教皇が襲名した「ベネディクト」が、オリーブの枝をシンボルマークとするベネディクト会の設立者、聖ベネディクトゥスと結びつきが深いためといわれる。
そして、マラキの預言は、このベネディクト16世の次の112人目の法王「ペトロ」で終わっていて、この代だけは文章として長く書かれており、そこに「ローマびとペトロ、彼は様々な苦難の中で羊たちを司牧するだろう。そして、7つの丘の町は崩壊し、恐るべき審判が人々に下る」と記されている。
(2)サタンの指サイン(コルナ)
フリーメイソン同士の握手にはいくつかパターンがあるが、その一つは、親指を相手の指の付け根あたりにあてるものだ。この握手により、たとえ初対面であっても、お互いにメイソンだとわかるわけだ。こちらのYouTube動画で多くの例を見ることができる。→http://www.youtube.com/embed/V_WMgj81vVM
コルナ(corna)は、人差し指と小指を立てるジェスチャーで、「サタンの指サイン」と呼ばれ、サタン崇拝の象徴とされる。世界の著名人たちの多くも公の場でこの指サインを示しているが、フリーメイソンのサタン崇拝のしるしでもあるともいわれる。ベネディクト16世がこの指サインを示している写真が、こちらだ。→http://www.youtube.com/watch?v=b52irbjSVWA
フリーメイソンリーとカトリック教会との対立は長く、1738年に教皇クレメンス12世がフリーメイソンの破門を宣告した。だが、現在もバチカンに多くのフリーメイソンが入り込んでいるといわれていることから、「教皇=メイソン説」も出てくるのだが、前述の「証拠」を見ると、あながち否定できないものがある。
聖マラキに話を戻すが、「最後の教皇」が就任した後の世界はどうなるのだろうか? 「最後の審判」が果たして世界の終わりを示しているのかはわからないが、聖ベネディクト教皇までの預言がことごとく当たっていることからも、今後バチカンで何か大きなことが起こる可能性はあるかもしれない。そしてそこには、フリーメイソンや、イルミナティが絡んでくる可能性が否めない。バチカンがフリーメイソンの聖地になる日も近いかもしれない……。
■百瀬直也(ももせなおや)
東京出身。スピ・超常現象研究家。10代の頃にスピ世界に目覚め、内外の聖地巡礼を続ける。神仏、聖者、シャーマニズム、イスラエル10支族 などの古代史、地震予知、西洋・インド占星学なども研究。スピリチュアルダウジングや占星術などによる男女の相性判定を得意とする。著書は「ヴィア・ドロローサ~イエスが歩いた悲しみの道」「大地震の前兆集~生き残るための必須知識」シリーズ (Amazon Kindle本)など。
・ブログ「探求三昧」