不思議な話だよなぁ。 科学に関するロマンが駆り立てられるね。
読売新聞の記事を、掲載URLとともに全文引用させて頂く。
生命の起源やはり宇宙?「猫の手星雲」で証拠
アミノ酸には形がそっくりでも重ならない「左型」「右型」と呼ばれるタイプがあるが、地球上の生命を構成するアミノ酸の大半は「左型」と呼ばれるタイプ。田村元秀・東大教授らは、南アフリカに設置された赤外線望遠鏡で、猫の手星雲などを観測したところ、らせんを描いて進む「 円偏光 ( えんへんこう ) 」と呼ばれる特殊な光を検出した。この光に照らされると、アミノ酸などの分子は、「左型」「右型」の一方に偏る性質があるという。
地球上でアミノ酸が作られたとすれば、「右型」と「左型」がほぼ同量できたはずだが、左型が大半という現実に合わない。このため、円偏光の照射により宇宙で生じた「左型」のアミノ酸が 隕石 ( いんせき ) に付着し太古の地球に飛来、生命の起源となったとの説がある。
(2013年4月23日14時16分 読売新聞)