【アボカド】もう"種"は捨てないで! 簡単・種から「アボカドの木」を育てる方法
サラダにしたり、マグロとあえてわさび醤油で食べたりと、男女問わず人気のある食材「アボカド」。実は、その種を発芽させて「アボカドの木」を育てることができるのです。今回は、誰でも簡単にできて、観葉植物としても最適な「アボカドの木」の作り方を紹介します。
アボカドは分類上は野菜ではなくフルーツ。美容にも健康にも良いとされているアボカドは、地球上のどのフルーツよりも栄養価が高いということで「ギネスブック」にも登録されているほど。果肉は脂肪分を多く含むため「森のバター」と呼ばれることもありますが、その脂肪分のほとんどは不飽和脂肪酸というもので、血中コレステロールを増加させる心配が少ないと言われています。
ステップ1:種の準備をする
まずアボカドから種を取り除き、綺麗に水洗いをします。アボカドは基本スーパーなどに売られているもので構いませんが、冷蔵庫で一度冷やされると発芽しない場合があります。スーパーに並ぶ前に流通過程で冷やされている場合もありますので、発芽しない場合は購入店舗を変えてみたりするといいかもしれません。
ステップ2:種につまようじを刺す
アボカドの種を発芽させるためには根が出てくるまで水に浸けておくのですが、それは種の下半分だけとなります。水の張ったコップに種の下半分だけが浸かるように、つまようじを使ってアボカドの種を浮かせるように「足場」を作ります。このときのポイントはつまようじは下向きに刺すこと。そうすることで、種をより深くコップの中に沈めることができますよ。
ステップ3:日当りの良い場所で保管する
あとは種の下半分だけが常に浸水している状態を保ちながら、芽が出てくるのを待ちます。水の入ったコップは静かで日当りの良い場所に置き、蒸発などによって中の水を切らさないように注意します。また、コップの水は定期的に交換をしてカビやバクテリアが発生しないようにします。
ステップ4:芽が出てくるまで待つ
コップの中の種はしばらくすると、まず種の表面の皮が剥がれ落ちていきます。そして、種の下部分から主根が伸び始めます。主根が長く伸びたあと、種の上部から小さな芽が出てきます。ここまでにかかる時間は、部屋の湿度や温度にも関係してくるのですが、おおよそ4~8週間ほどで芽が出てくるはず。
ステップ5:植木鉢に植え替える
芽がどんどんと伸びていき、約15cmほどの高さになったら、その茎を容赦なく6cmほどカットします。こうすることで、アボカドの成長をさらに促すことができます。そして、そのあともう一度15cmほどまでに伸びてきたら今度は腐葉土の入った植木鉢に植え替えてあげます。その際、種の上半分が隠れないようにして下さい。植え替えた鉢は日がよく当たる場所に置いて育てていきます。
ステップ6:水を与え、成長を見守る
ステップ7:葉を摘み取る。
しかし、アボカドが収穫できないとしても「観葉植物」として楽しむ分にはかなりオススメの植物。何よりもお部屋に「アボカドの木」があるなんて、なかなか素敵な気がしませんか? アボカドを育てるには、太陽の照りつける「暑い夏」が絶好の季節です。今年の夏は「アボカドの木」に挑戦してみてはいかがでしょうか。