俺の前で口に手を当てずに咳をしていて、これが嫌がらせなのがミエミエだ。 鬱陶しいったら、ありゃしない。 嫌がらせをして、うまく行けば相手が自分から席を立つとでも思っているのだろう、セコい、いやらしい考え方や行動パターンだ。
このバカに気付く以前、俺は昏倒するかの様に熟睡していて、フとなにかに押される様にして目が覚めたのだが、このバカオヤジがわざと足をぶつけてきやがった可能性が高い。 タヒねよ、馬鹿野郎め。
この馬鹿は、俺が席を立つ気配を見せないので、あきらめてどこかに行ったが、行った先でも他の客にイヤな顔をされるのだろう。
前から考えている事だが、「尊敬されようとは思わないが、疎まれたり、軽蔑される人間にはなりたくない」よね。 あぁいうふうになったら、人間はおしまいだ。