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DUNE 2 砂の惑星

 見てきた。 昼寝(?)のために遅い時間帯になり、吹き替えではなく字幕版を観劇した。 そこそこ聞き取れた気がしたw

 現代のCG技術がなければ、この作品の映像化は無理だと改めて感じた。 ものすごい迫力の映像に痺れた。

 まぁ、スゴい作品だよな。 前作ほどの凝った演出はなかったが、それでも大叙事詩をうまいことまとめてオチをつけたと思う。 いくらでも批判はできるだろうが、それは作品の凄さに対する甘えであると思う。 みっともない評論は避けるべきだ。

 

 もともと、中東やイスラム文化の影響を強く受けた原作を、さらにそのイメージに忠実に映像化したことは賞賛されて然るべきだと思うが、一方であらぬ誤解や、都合の良い解釈を生みはしないか、という懸念を感じた。

 端的にいえば、イスラム世界や教義を礼賛していると思われはしないか、ということだ。

 主人公が、虐げられた部族に加入し、やがて力を認められ、これを率いて仇敵を滅ぼし、そして世界を制覇するという筋書きは、貴種流離譚の典型例ではあるが、イスラムを感じさせる世界観で描かれれば、大イスラムが世界を制覇する、と都合よく解釈する者が多く現れるのではないか。

 折しも、中東ではハマスイスラエルとが(限定的とはいえ)戦争をしているわけで、思わぬ波及効果を与えはしないか、余計な心配をしてしまった。

 

 なお、本ブログで前作の観劇メモを残していなかった。 日記によると2021/11/22月であった。 時が経つのは速いなぁ、2年4ヶ月か…