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戦争リスク

 広く可能性を考えた際の一つでしかなかったが、ここにきて現実味を帯びてきた。

 それにしてもトランプという人はすごい人だな。
 (北朝鮮の後ろ盾である)習近平に対するプレッシャーであるのは明白だが、シリア対策(関連してテロ組織対策)、米国内の綱引き・駆け引きにも益するように手を打っている。 一石三鳥だ。

 今回、本当にシリア軍が化学兵器を使ったのか怪しいし、ミサイルも結構、的を外していると報道されている。 頼りないが、本当に外れたのか? 「外した」が実情ではないのか?
 実は、トランプ氏は、シリア対策から手を引きたくて、失敗するために、わざとミサイルを撃ったのではないか。 シリアはロシアの協力のもと、ISISと戦っており、国際的(?)には正しいことをしていると思う。 人道主義がどうとか、そンなのは後回しでよくて、まずは連中を潰してしまうことが肝心で、その動きを止めようとするのはおかしい。 したがって上記の通り、シリアから手を引くたの攻撃だったのではないかと俺ちゃンは考える。

 中国に対しては、残念ながら、明確な牽制効果はなかったと思われる。 米中首脳会談の後、共同声明などがなかったからだ。 おそらく、物別れに終わったのだろう。
 考えてみれば当たり前で、中国にとっては、北朝鮮が暴れてくれれば、それだけ米国側から引き出せる材料が増えるのだから、経済制裁に同意することは考えにくい。
金正男暗殺にしても、中国側の許可?があったからではないだろうか)

 逆のメもあって、中国は北朝鮮を見放していて、暴発すると困るので手がつけられない(経済制裁できない)、という可能性もある。
(緩やかな南北朝鮮統一の後に、正男をトップにつける、というのは、最も可能性のあるシナリオだったろうし、中共もそれを考えていたはずだ。 それを北朝鮮が潰したのだとすると、中共の面目は丸つぶれであり、まさに逆鱗に触れたことになる)
 …米国と共同で北朝鮮になにがしかのアクションを起こすことはしないが、米国側のアクションを黙認する(あるいは陰ながら支援する)、という合意なのかもしれない(だからこそ、表面上は物別れに終わったことを装っているのかもしれない)。

 米国内では、ヒラリー・クリントン側の残党が何やかにやと騒いでいたが、やはりダメで、どうにもならない。 すでにトランプという枠組みで動いているのだから、今更大統領の座につくこと(あるいは、つかせること)はできない。
 そして、オバマ路線(中東近隣における介入戦争縮小路線)を引き継いでいるトランプは、戦争するフリをして、イスラエルに牛耳られている議会を抱き込むつもりなのだろう。 しかし、わざと失敗して、結果として戦争から遠ざかるように仕向けているのではないだろうか。

 こうしてみると、4月末から5月にかけて、何がしかの軍事行動があってもおかしくない。
 日本の駐韓大使が帰任したのも、邦人保護を目的としているからかもしれない。

 また米国は、韓国側からでなく、中国側から展開するかもしれない。
(米国は事前に韓国に知らせないだろう。 簡単に情報が漏れるからな)
 日本海に展開している空母から、無人機を使ってピンポイント爆撃かもしれない。

 とにかく、状況に注視して、軽挙妄動を慎むしかない。