検索商売

探すのも簡単じゃないよ、でも探すだけじゃ商売にならないよ

必死の心

 黒崎健時師範の言葉だが、まさにその通りだな。


 作戦行動が終わり、残弾も10発以下となっていた、撤収中のSASチーム。
 撤収中に、約50人のISISに待ち伏せされたが、彼らはほぼ徒手空拳で戦闘を挑み、見事に討ち果たす、という恐ろしい戦果をあげた。
 SAS側は、おそらくは6人程度だったのではないかと思われるが、4時間後に32人のISISを殺害して、他にもISISの重傷者が転がっていた模様だ。 残りは逃げたらしい。
 SASは、残弾がほとんどない状況で、白兵戦(綺麗事ではない)を挑み、これだけのことをしてのけたのだ(撃たれた隊員は居ても、死者は出なかったようだ)

 ISISの膝の下で、拷問され、処刑されるよりも、自分達の任務を果たそう、と決意して立ち向かった彼らは、真の戦闘人間だ。 軽々にそれを讃えるつもりはないが、この覚悟があってこそ、訓練して居た技が生きたのだろう。

 これは、前田慶次郎が、最上義光の軍勢を少数で追い返した逸話と共通している部分がある。
 小説の中に「勝ち戦にある者は、死にたくないものだ」という一節があるが、ISIS側にはそういう気の緩みがあったと思われる。 そういう気の緩みにつけ込まれては、数に勝ろうと、装備があろうと、一気に崩れてしまう。 無論、云うのは簡単だが、実行は難しく、時の運もある。

 …まとめサイトの記事に良いことが書いてある。
 SASのモットーは;
「Who Dares Wins(挑む者に勝利あり/危険を冒す者が勝利する/敢えて挑んだ者が勝つ)」
 だそうだ