言わずと知れたOpen AI社の内紛(?)である。
取締役会が社長を追い出してまで何をやろうとしていたのか、(自分の調査不足もあって)まったくわからない。
残された社員770名のうち、96%が解任社長の後を追いかける、と表明して、取締役会とやらは逆に全員退陣を迫られることになった。
東洋経済誌のWeb版に記事があり、ようするに公共性(中立性)と商業化(資本注入)との間で分断があった、ということだそうだ。
またWikiによると、非常に複雑な会社の関係になっていることが説明されているが、それは上述の点を何とか成立させるための方策だったのだろう。
そりゃぁまぁ、確かに分断が生じるだろうな、と思う。 世界にインパクトを与える技術が、巨大資本に牛耳られ、独占されるのはマズい、という考え方は理解できるが、一方で開発にかかる資金は必要だし、成果をテストしたり、実際に導入するにあたり、どうしても商業ベースになってしまうのは仕方がない。
どこで折り合いをつけるか、それは難しいだろう。
どうなっていくかな。 予想できない。