＃こないだの自衛隊小説たぁエライ違いだ。
とにかく情報量や論理展開がすごい。 なにがなんだかわからないくらいすごい。
ストーリーだては、少々性急なところがあるが、この先いったいどうなるのかわからないところ、ある程度予想できるところが入り乱れており、読者を飽きさせない。
作者の根本的な考え方ーLOHAS的なものーに貫かれたコンセプトで主人公の行動は一貫しており、そこには憧れを感じないわけではないが、現実的には特殊な技能やコネ（顧客）が必要であり、また市場も動くため、恒久的に仕事を獲得し続けるのは難しいだろう。 まぁ、こういうことが出来る人もいるだろう、ということだ。 あるいは会社の経営者側なら、可能かもしれないが…。
とはいうものの、非常に面白かった。 情報量、知識の量、そしてストーリーだて、どれも飽きずに楽しむことができた。 どのピースもしっかりはまって（どの伏線も全て齟齬の無い形で回収され）、スッキリする。
読んで損の無い作品であった。 ありがたや。
