流れてくる広告で時折目にするのと、先日旅をしたこともあり、少し興味を持って調べてみた。
結論的には、現時点では(自分にとって)商品価値なし、という認識に至った。
【製品概要】
- バッファロー、ロジテック、アイオーデータの3社から展開されている。
- 性能は殆ど同じ。 ブツとしてはいわゆる薄型外付けドライブで、電源は専用のアダプタから供給する。 モバイルデバイスとはWiFiで接続してコンテンツを再生する。
- 基盤とファームウェアもおそらく3社共通で、メインコンポーネントは同じ会社から仕入れているのではないか。
- 各社ごとの差異はDVD再生アプリ、CD取り込み〜再生アプリで、これも五十歩百歩/ロジテックのAndroid向けDVDアプリは良くない模様。
- バッファローは無線帯域の切り替えができる機種がある。
【考察(主にデメリット)】
- 電源に問題がある。 本体への給電は、①専用の円柱状差し込みプラグ(以前からよくあるもの)および②専用アダプタである。 汎用性がない。 このご時世、Type Cであるべきではないか。 せめてmicro USB とか、他機器との共用について考慮されていなければ、モバイル機器として失格である(携行する物が増える。 他の機器に使う電源アダプタやケーブルと共用できるべきではないか。 もっとも、他機器の充電を考えれば専用である価値はあるかもしれない)。
- 使用中に、通信機能がこのアプリに占有されてしまう(全メーカーの機種がそうか未確認であるが)。
- 自宅でも、家族にテレビを占有されていたり、自室がないなどの場合、良いデバイスになるだろう。 寝落ち再生にも使えそうだ。
- モバイルということでは、新幹線や特急など、着席した状態で中〜長距離移動中にDVDを鑑賞するには良いデバイスだ。 ホテルなど、落ち着いた場所でも同じだ。 自動車の後部座席乗客にも良さそうだ。
【自分が使うかどうか】
結論的には、現時点のハードウェア仕様では、自分にとっては使えないものだ。
自分は、主に、旅に出る場合にこれを使うだろう。 旅は、荷物を少なくすることがコツであるところ、専用のアダプタやらプラグが増えるのは好ましくない。 電源もモバイルバッテリを持ち歩く必要も出てくる。 そこまでしてDVDを持ち歩かなくても、通信によるコンテンツ再生で十分事足りる(特に見たい作品があれば、それはそれだが、わざわざ旅先で見なくても…)。
そういうわけで、仮に出先でDVDを見る必要がある場合、現時点では、小型のノートPCと、普通のバスパワー外付けドライブを携行した方が良い、という結論になる。