単純に考えて、そンな空間があったら、強度が十分なのか、穴が開いたら真っ逆さまとなり、危ないではないか、と思うのだが、大丈夫なのだろうか。
次にベンゼンだが、これは難水溶性であるから、地下水が漏出したり、雨水が溜まって排水される際になにがしかの問題があるかもしれない。 排水路に付着したものが揮発する可能性があるためだ。
また、盛り土云々ということが云われているが、もともとのベンゼンの量が不明であるのに、かような手当をしても効果が不明だと思う。 「臭いものには蓋」の通りで、見て見ぬ振りというか、見えなくなったのだから問題ナシ、ということにしたい意図が丸わかりである。
さて、問題の土壌から揮発したベンゼンのガスが、地下空間に溜まっていたと思われるが、その調査はなされたのだろうか。
このガス濃度を調べる事で、どういったペースでベンゼンが揮発しているのか、そもそもベンゼンがどのくらい残存しているのか、を推定できるのではないかと思うのだが、そういった調査はまったくなされていないようだ。
(調査委員会とやらに、理科系の人はいないのだろうか?)
こういった「そもそも、どれくらいベンゼンあンの?」調査なくして、盛り土を云々することは、まったく非科学的な対策だと思われる。
ま、イイカゲンな幕引きになるのだろうなぁ。