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結局、ロシアは消滅するのだろうか?

 戦局は混迷し、どうしようもない袋小路に入っており、プー公は「引けない」状態に陥っている。

 従って、抑止力でしかなかった核兵器を、本当に使いかねない。 否、使わざるを得ない状況である。

 

 それを見越して、か、オバマ政権時代に、もし露助が核を使ったらどうするか(どう対応するか)という検討がされた旨の報道がされている。

 その内容は一見弱腰に見えるが、全面的な原爆ミサイルの撃ち合いになるよりはマシ、ということなのだろう。

 

 さて、元に戻って、本当にプー公が原爆を使う場合、それは戦略核兵器(破壊力の大きいもの)ではないと考えられる。 「ウクライナを寄越せ」「欧米は邪魔をするな」という「脅し」として使うのだから、焦土と化すような攻撃をするのではなく、小規模な戦術核だろう。 具体的には、3〜4kmの範囲(あるいはそれよりも狭い)を殲滅するものではないか。

(尤も、整備がロクにされていないであろう露助の原爆が、ちゃンと爆発するか?という疑問はある)

 

 それが起きた時、他の国はどういう反応を示すだろうか。

 今回は米国の検討の枠外の状況であると思う、従って、そのシナリオがまま有効であるとも思えない。 あきらかに同盟状態にある中国、同じくアウトロー国家である北朝鮮はどう考え、行動するだろう?

 

 俺ちゃンの考えは以下の通りだ;

(1)欧米諸国。 足並みが揃わない。 米国国内もグダグダする。 核で報復反撃するか(どこを狙う?)、ビビって譲歩するか、はたまた交渉や懐柔に出るか…会議が躍るだろう。 揉めた後、せいぜい、NATO軍が限定的正式投入される、というのが関の山だろう。 そしてズブズブと拡大して、限定のはずだったのが、総攻撃になり、ロシア領土まで進軍していく。

(2)中国。 違う意味でビビるだろう。 それは露助の仲間で、「中国も、領土侵略をして、思い通りに行かなければ原爆を使うのだろう?」と欧米から思われてしまうからだ。 露助の仲間で、十把一絡げにされてしまう。 中国人は露助より賢くて、核兵器が抑止力であることを認識している(使ったら終わり、を理解している)。

 そのため露助の仲間ではない」というアピールをしなければならない。 その格好のアクションは、ロシアに向けて戦争を始めることだ。

 具体的に、どのような進出、侵攻をするかはわからない。 空爆〜地上戦か、はたまた戦略拠点へのミサイル攻撃か…。 いずれにせよ、ロシアの領土を分捕るなり、割譲を迫るなりするだろう。

(3)北朝鮮。 彼らは静観するだろう(便乗して騒ぎを起こすほど軽率ではない)。 十把一絡げにされる危険性を理解して、ステイトメントを発することなく、動きも見せない。 ただ、露助との国境地帯の守りを固めるくらいのことはするだろう。

(4)結局は、上記の1、2が効いて、露助は崩壊していく。 モスクワ(クレムリン)の求心力は低下し、国を統治できなくなる。 ロシア国民は存在するが、国としての枠組みは崩壊し、EUとか中国が分割統治する建て付けになっていく。

 プー公が思い描いていた強いソヴィエトの復活どころか、国が雲散霧消する。

 領土を広げた中国は漁夫の利を得て、燃料を無料で手にするEUもウハウハ。

 その後はどうなるか…。