本来なら即日銃殺刑ではないかと思うが、罰金5万円で釈放と報道されており、まったく真相がわからない。
さて興味があるのはロシア国内市井の反応だ。
正直なところ、情報統制されていて、ロシアの国民は、まったく状況が判っていないのかもしれない、という気がしてきた。
国際社会で孤立して、もはや経済的に「詰み」で、これから国内経済も悲惨なことになるわけだが、それをまったく理解していないのではないか。
「何か中央政府がやらかしたことが、他の国から不興をかっている」
「いつもの経済制裁が少し激しいようだ(じきに解除されるだろう)」
…このような感覚なのではないか。
日本でも、太平洋戦争の際は大本営発表ばかりで、勝ってばかり居ると思っていたところ、本土爆撃が起きて、原爆まで落とされることになった。 話がちげぇよ、と皆思ったことだろう。
これと同じことがロシアで起きているのではないか。
いずれにせよ、どういう形であろうと、戦争は終わる。
その後、ロシアの国民には悲惨な生活だけが待っている。 豊かな欧米風の生活を知ってしまったロシアの大衆は、これからの抑圧された計画経済・配給制生活を受け入れられるだろうか。
治安の悪化、暴動、デモが必然的に起きるだろう。 ロシア革命必至だ。
(デモを抑えるはずの官憲に十分な生活を保証できないから、おそロシア式特高警察は機能しない)
兎に角、早く戦争が終わり、ウクライナの市民に平穏が戻ることを祈るばかりだ。